美肌作りに必須の基礎化粧品です。かなり効果が出ますが、正しいスキンケアが大前提です。




基礎化粧品 | 有効成分 | 効 能 | 価 格(税込み)円/月 |
高濃度ビタミンC ローション |
ビタミンC20% ビタミンE トラネキサム酸 ヒアルロン酸 |
活性酸素除去, 美白, 抗炎症, セラミド↑ ニキビ↓ 抗老化 |
1980 |
CoQ10乳液 | CoQ10 ビタミンE ビタミンB群 |
活性酸素除去, 毛穴縮小, シワ改善 ニキビ↓ 抗炎症 |
1837 |
ハイドロキノン クリーム |
ハイドロキノン ビタミンC |
美 白 | 1672 |
天然ヒト型 セラミドクリーム |
天然ヒト型セラミド | 保 湿 | 980〜 |
高濃度ビタミンCローション
なぜ20%?
当院基礎化粧品の中の基礎です。スキンケアの根幹を成します。20%とかなり高濃度ですが、その理由は
- 肌に発生した活性酸素を除去します。
- ビタミンCの持つ美白作用を十分に発揮させます。
- コラーゲンの材料となり、セラミドが作られる過程で必須の栄養素です。
- 肌の微小な傷を治します。初めてお使いの方の多くは塗った瞬間ピリピリしますが、これは皮膚が傷ついているからです。「傷なんかどこにもない」と思われるでしょうが、スキンケアが正しくないとたくさんの目に見えない微小な傷がついてしまい、この蓄積が肌の劣化・老化を招きます。ピリピリはビタミンCが傷を治しているのですから、ピリピリしている部位ほど使用しなければなりません。そしてピリピリ感が起きない=肌に傷がない=正しいスキンケアを日頃から実践して頂くことがとても大切です。
- ビタミンCは不安定な物質ですので、患者様には製造後24時間以内のものをお出ししています。少しでもローションの劣化を防ぐため冷蔵庫保存が必要ですが、それでもローション内のビタミンCは日々壊れて行き、1ヶ月後には30%以上減ってしまいます。1ヶ月以上経ったローションでは、活性酸素を十分除去できませんし微小な傷に対してピリピリ感を起こさないので、正しいスキンケアが出来ているか確認できません。ですので1ヶ月以内での使い切りが重要です。
CoQ10乳液
CoQ10乳液の中には文字通りCoQ10,それ以外にビタミンE, ビタミンB群などが入っています。
CoQ10
CoQ10もビタミンC同様強力な活性酸素除去力を持ちます。乳液には脂溶性ビタミンも配合しようとビタミンEとともに選択しました。軽度のピーリング作用を有し、毛穴縮小や小じわの改善が期待できます。トレチノインとの相性も非常によく、当院のたまご肌治療には欠かせません。
CoQ10でピーリング?
乳液の試作品段階で驚くことが起きました。腕や腹部に使用していましたが強いピーリングが起きたのです。最初は何がピーリングを起こしているのか全くわかりませんでしたが、一つ一つ検証した結果、どうやらCoQ10がもたらしていることがわかりました。しかし調べた限りCoQ10にピーリング作用があることを明記している資料はなく(私の調べが足りないかも知れません)、未だ断定できておりません。
ビタミンB群配合
当院基礎化粧品を作る際に世の中の様々な製品を調べましたが、非常に重要なビタミン類がほとんど入っていないことに気づきました。なぜ市販基礎化粧品には配合されていないのか?不思議です。ビタミンB群は単独では作用は弱くグループとして力を発揮します。ですので当院の乳液には分子整合栄養学に基づきビタミンB群(1.2.3.5.6.7)も配合しています。中でもB3(ナイアシン)は抗酸化作用が強く、またシワ改善作用を有します。
分子整合栄養学
開業後数年して分子整合栄養学というとても素晴らしい学問に出会いました。この学問は1968年米国ライナス・ポーリング博士が提唱し、本邦では故金子雅俊先生が第一人者・指導者として長年普及にご尽力つくされ、今では多くの医師が診療に取り入れています。生化学の一つですがものすごく大雑把に言えば、「ビタミン・ミネラル・タンパク質その他の栄養の必要量は各個人で大きな差があり、各自必要量を十分摂取して健康な体を作りましょう」という内容です。ビタミンなどは学生時代に学んだ程度の知識しか持っていなかった私にとって衝撃的で一から多くを学びました。