当院の美肌治療を実践してたまご肌を手に入れたとしても、残念ながらたるみはほとんど変化しません。
なぜならタルミは皮膚の衰えだけでなく、皮下脂肪・表情筋・靭帯などの軟部組織の衰えや骨格の菲薄化なども
原因となっているからです。下の症例二人は卵肌治療の結果とても綺麗な肌になれましたが、ほうれい線や口角、
目元のクマ(皺は改善しています、シワとタルミは似て非なるものです)は変わっていません。

現在、たるみ治療は以下が代表的です。 どの治療を行なっても効果は一時的です。
治療後もagingは進んでいます。

フェイスリフト 

手術によるリフトです。多くの患者様・医療関係者が「切らない」治療を求めた結果、
次々と新しい治療が生まれましたが、未だ結果と持続時間はフェイスリフトが最高です。
欠点は「切る」ことと高額であることです。当院でも120万円以上です。

糸リフト

返しのついた特殊な糸で脂肪などの軟部組織を引き上げる治療です。1996年の
ロシアンリフトが最初です。その後、糸の改良が施され現在は吸収糸による
施術が主流です。長所は簡便な割には改善が大きいことです。
糸の数によりますが、フェイスリフトに匹敵する結果を得ることもできます。
しかし持続時間が短くせいぜい1年未満です。ダウンタイムは3-14日間です。
価格は20-45万円です。

超音波治療(HIFU、ウルセラ)

皮下の軟部組織に超音波を当て熱を発生させます。その熱による収縮に
よって改善を図ります。リフトアップというより引き締めが主たる効果
と思っています。ダウンタイムは殆どありません。マイルドな治療なので、
複数回の治療を前提としています。当院では行なっておりません。

高周波治療(サーマクール、テノール)

皮下の軟部組織に高周波を当て熱を発生させます。その熱による収縮に
よって改善を図ります。リフトアップというより引き締めが主たる効果と
思っています。熱による収縮という機序からすればHIFUなどと大きな違いは
ありません。これもマイルドな治療なので、複数回の治療を前提としています。
当院では行なっておりません。

ヒアルロン酸

透明なゼリー状ヒアルロン酸を溝や凹んだ部位に注射します。
ほうれい線や口角のタルミ、目の下のクマには良い適応があります。
しかし輪郭の変化は一切起きません。
輪郭のタルミはヒアルロン酸では治せません。

数年前から始まりましたヒアルロン酸を少量ずつ顔のポイントごとに
注射しリフトアップを図るヒアルロン酸リフトは、
当院では行なっておりません。

吸収糸によるスレッドリフト

当院ではリフトを望んだ場合、この治療を推奨しております。
簡単な割には改善度が大きいからです。
ダウンタイムも本数が少なければ数日で落ち着きます。
ただ最大の欠点は持続時間が短いことです。

① 基本型

下の写真3枚は院長内山の吸収糸リフトです。左写真が左側のみ終了、中央が両側終了、右写真が2日後

基本型
基本型

上記院長内山の糸リフトは図のように各3本の最も基本的な方法です。下垂が軽度で肥満を認めない場合は3本でもリフトアップできます

しかし、リフトアップの満足が得られたのは10ヶ月くらいでした。12ヶ月では施術前と殆ど変わらない状態に戻りました。
当院では基本型の3本リフトの価格を税込165000円としています。165000円で満足10ヶ月はコストパフォーマンス良いとは言い難いと
思います。

② 二段式スレッドリフト

 

糸のメーカーは「吸収糸は1.5〜2年で溶けてなくなる」と言っています。ならばせめて1年以上は効いていてほしいと考えます。
その前に戻ってしまう理由は

①糸そのものは残っているが引っ掛かり部分が弱くなり、はずれてしまう
②まだ引っ掛かりの形態は十分残っていても、重力や開口に伴う緊張ではずれてしまう

①は医療メーカーの企業努力に期待するしかありません。
②に対して、引っ掛かりが多いほどはずれにくいと考え、図のような術式を考案しました。
上部(赤線)と下部で支えることにより、各引っ掛かりに対する負荷が分散されます。

二段式スレッドリフト 発展型①(輪郭)

タルミが気になる場合、多くが左図のような顔の輪郭が野球のホームベース型になっています。
「かつての自分は右図のような引き締まった輪郭だった」と悩む方も少なくありません。
私自身も同じ思いですのでスレッドリフトを行いました。

輪郭が気になる場合、二段式スレッドリフトに、更に垂直方向に引っ張る糸を加える術式も非常に有効と考えます。このような術式になりますと糸の数は片方で最低9本になります。
ダウンタイムは10日間です。

二段式スレッドリフト 発展型②(ほうれい線・口角)

タルミのもう一つはほうれい線・口角です。相談数としては輪郭よりも多いです。
しかし、ほうれい線のみの悩みならヒアルロン酸注射もかなり有効ですので
ほうれい線のみの相談にスレッドリフトを行うケースは少ないと言えます。

ほうれい線だけでなく口角のタルミや輪郭のタルミも気になる場合は、左図のように
二段式に水色の糸を加えた術式がとても有効と考えます。糸数は最低10本になります。
ダウンタイムは2週間かかります。

キャンペーン

スレッドリフトは当然のことですが、糸の数が多いほど効果や持続時間の成績が上がります。しかし糸数が多いほど価格も高くなります。二段式ほうれい線・口角用スレッドリフトは
片方で10本、両側で20本挿入しますので相場として50-60万円するでしょう。しかしその金額で1.5年の持続効果を得たとしてもやはりコストパフォーマンスは低いままです。
ですので、日頃当院基礎化粧品を使い続けていただいております患者様への感謝の意も込めまして開業以来初めてのキャンペーンを実施いたいます。

期間 2025年3月1日から4月25日まで

基本型スレッドリフト 通常150000円を68000円+静脈麻酔代5000円(税抜)

二段式スレッドリフト 通常210000円を98000円+静脈麻酔代5000円(税抜)

二段式スレッドリフト発展型(糸数の制限無し)通常300000〜450000円を198000円;静脈麻酔代5000円(税抜)